人間は、1つの身体、1つの魂という概念を信じています。
身体が1つだから、魂も1つだけだ、と。
真のリアリティにおいては、人はすべて多次元的な存在です。
あなたは一度に数多くの場所に存在しています。
「いいや、そんなはずはない。今、自分はスマホを読んでいる自分だけだ。自分はこの身体の中にいる。他のどこかに自分がいるなんて、そんなはずはない!」
そう思う方もいるかもしれません。
けれども、あなたは多次元的です。
あなたの一部、あなたの一片は、同時に複数の場所に存在しています。
自分という存在をどのように定義するかによって、あなたがどこに存在しているかという視点が変わっていきます。
たとえば、あなたは呼吸をしています。
あなたから吐き出された息は、ついさっきまであなたの体内に存在していたものです。
呼気には酸素や二酸化炭素が含まれています。
それは空気中を漂い、ほかの誰かに吸い込まれたり、植物に吸収されたり、水滴になったりします。
生々流転しながら、かつてあなただった存在は、今もどこかに存在し続けています。
もっと言うと、あらゆる物質は物理的であると同時に量子的です。
あなたの肉体も、細胞も、分子も、電子も、究極的には量子的な存在です。
あなたの身体を構成しているものは、時間と空間を超えて、次元間的にコミュニケーションする多次元的な存在です。
多次元的な魂については、こんなふうに考えてみると
良いでしょう。
あるところに、一本の老木がありました。
老木の寿命が尽きてしまいました。
けれども、老木の根っこはまだ土の中で生きていました。
土の中で広がった根っこから、新しい芽が芽生えていきました。
新しい芽はいくつも地上に顔を出し、それぞれが立派な樹木へと成長します。
老木は、地上では死んだように見えましたが、土の中では生きていました。
そして、新しい息吹を芽生えさせ、地上で生きていきました。
...
魂とは、樹木の根っこのようなものです。
人は、地上の樹木だけを見て、それぞれ別の木々だと認識します。
けれども、土の中で根っこではつながりあっています。
これは、魂としてつながりあっているのに、人間としては別々の存在だと認識してしまうのとよく似ています。
現実はいつも見えた通りとは限らないのです。
・・・身体や精神、魂の多次元性について考える時、たくさんのストーリーと影響力や支配力のもとで、様々なコントロールを受けていたことに、あなたは気づくかもしれません。
幻想のベールを感じたら、一度、立ち止まって、深呼吸をしてみましょう。
そして、あなたの呼吸が無限なるものとつながっていることを思い出してみてください。
幻想のベールを外して、あなたとハイアーセルフとの共同創造、シンクロニシティに意識を向けてみましょう。
あなたは一人ぼっちではありません。
あなたはあらゆるところに存在していて、つながっています。
本来のあなたは無限なる存在です。
あなたは愛し愛される存在です。
今日もあなたが地球に生きていることに、感謝。
Love & Light
Lightworker SHIHOLI
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