愛しき子よ、神の御声に耳を傾けなさい。
そうすれば、あなたは恐れたり怯えたりする必要はなくなる。
神の御声を伝える内なる声に耳を傾けなさい。
その声はあなたの中に在り、あなたと共に歩む者。
あなたさえその声を聴こうとするならば、内なる声は神の御言葉を伝えてくれる。
あなたは神聖なる存在である。
神聖なるあなたはいつなんどきも神の御言葉を受け取ることができるし、それがみずからの源であるということを思い出すことができる。
さて、怒りや憎しみなどの自我の感情は、本当のあなたのまことなる心とは全く一致していない。
たとえあなたが一時的に他の神の子から不条理な感情を向けられることがあったにせよ、あなたは何ひとつ心配することはない。
その神の子の本質は外界に関わらず常に輝いているのであるが、ただ神の子は自分の輝きを見失い、自分がいったい何者なのか、自分がいかに神聖な存在であるのか、ということを忘れてしまっている。
もしかしたら、ただ単に本当の自分に気がついていないだけなのかもしれない。
自分自身の源がわからなくなっている者は、自我の心を本当の自分だと錯覚して認識するようになる。
その神の子は気分が移ろいやすく、いつも心に霧がかかっていて、敵意むき出しに闘いを挑むような激しい感情こそが自分の本質であると認識しているかもしれない。
そして、それを実在化させようと躍起になって、横暴に振る舞うようになってしまっているのかもしれない。
これは、その神の子が自分の神聖さを受け入れられずにいるか、その方法を知らないだけであって、その者もきっといつか、正しく学ぶことができるようになれば、自分の源を思い出すことができるだろう。
もしも自分が何者であるかを思い出すことができるのならば、かつての間違った認識は一瞬にして消えることになるだろうから、心配する必要はない。
その者もまた、神の子として祝福されているのであり、神は裁くことなく、その者を愛しておられるのだから。
こうした中、あなたにできることと言えば、自分を見失っている者や自我の主張を正当化しているような者の戯言を信じるのではなく、その神の子の中に宿る神聖なる光を信じ続けることである。
これがあなたの役目である。
そして、その神の子の光を信じるためには、もちろん、あなた自身もあなたの内なる光を確かなものとして受け入れている必要がある。
己の光を信頼できない者が、どうして相手の光を信頼することができようか。
そして、あなたの中に宿る光は、あなたが作ったのではなく、神がお与えになったものである。
神は永遠なる光として、あなたを創造してくださった。
あなたはその内なる光を呼び覚まし、そして、神の御声を思い出すならば、この地上における狂った考えや気違いのような話など全く信用する必要はなくなるし、ただ神の御心にそって平安を生きることが自分には可能だということを、確信を持って知ることができるだろう。
恐怖というものは罪悪感という神に対する不誠実さにもとづいて形成される。
もっとも、この恐怖も罪悪感も、神の眼から見ればすべてが幻想にすぎない。
神のまなざしは愛のまなざしであり、愛の中においては恐れるものなど何もないし、罪の意識に苛まれる必要もまったくない。
一方、神から離れた神の子は、罪の意識にもとづいて行動することが人生の目的だと錯覚し、その間違った認識のもとに恐怖を拡大させ、恐れを補うかたちで次々とあれやこれやと求めようとしはじめる。
しかし、あなたに言っておく。
あなたは今この瞬間にして、既にパーフェクトなのだ。
最初から何も欠けていないし、何も失っていない。
あなたは神によって創造された瞬間から救済されているのだ。
あなたへの救済は神によって約束されている。
あなたと同様に、その神の子の真実も完全なる存在である。
あなたのまことの心でこのことを思うならば、それがいかに本当であるかということを知ることができるはず。
自分の本当の源を思い出すこと。
そして、愛しき神の子よ、本当の声を聴こうではないか。
本当の声こそが、あなたの聖なるいのちに輝きを与え、あなたを喜びと平安のもとへとつなげてくれる。
そして、あなたとその神の子は、間違った認識を通り越して、神聖なる瞬間に立ち会えるかもしれない。
あなたの内にて優しくささやく声に耳を澄ましなさい。
神の御言葉をあなたにわかりやすく伝えてくれる、あなたの内なる存在の声を聴いてみよう。
そうすれば、あなたは恐怖ではなく、愛を選ぶことができる。
そして、憎しみではなく、祈りを捧げることができる。
愛を選び、愛をもって相手を見つめなさい。
大丈夫、あなたのすぐとなりには真の自己としてのわたしがいるし、そして、更に心強いことに、あなたの大いなる源である神が、あなたのすぐ後ろにいてくださる。
神はあなたを大きく愛をもって見つめている。
神はあなたを守護してくださっている。
心配はいらない。
なぜなら、あなたはいつなんどきも、愛され、護られているのだから。
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